どうしてなるの?子宮内膜症
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子宮の病気

子宮内膜症は子宮だけの病気なのでしょうか。発生する場所を見てみると、子宮だけではなく、他の場所でも内膜症が発生しているようです。ですから、子宮を中心とした、女性にしかない内臓全般の病気と言ってもいいかもしれません。

子宮内膜症って?

子宮内膜症って?子宮内膜は、本来子宮の一番内側にあり、女性ホルモンの働きで、子宮に様々な変化をもたらします。その子宮内膜や同じような細胞を持つ組織が子宮の内側以外の場所でどんどん増えていく病気です。

はじめての生理を迎えてから10代の後半以降で発生する確率が高く、閉経するまで治らないと言われていたものです。

子宮内膜症は、子宮内膜と同じ性質を持ちますので、生理周期に合わせて増殖・剥離を繰り返します。症状が進んでいくとかなり激しい生理痛を起こすようになります。

本来子宮の中にある子宮内膜が増殖し、剥離しても生理の出血として体外に排出されますが、子宮内膜症によって子宮以外の場所で発生した子宮内膜は、同じように増殖・剥離をしても体外に排出することができません。そのため炎症や痛みを起こし、時には他の臓器への癒着の原因にもなります。


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子宮だけにできる?

ここまで読み進めてきてもうお分かりかと思いますが、子宮内部にできるのではなく、子宮の筋肉層、外側や子宮以外にできるのです。

自分はなんの知識もないときに、産婦人科医から子宮内膜症だと言われました。説明を受けたのですが、子宮の中で何かが起こっている程度にしか考えていませんでした。

あれから15年以上もたっていて、自分もある程度の知識を身につけたので今なら分かるのですが、子宮内膜が子宮内で女性ホルモンの影響を受けて変化をしても、生理としてちゃんと体外に排出されます。これは子宮以外で発生するために様々な障害となって体に症状が出てくるのです。

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子宮内膜増殖症との違い

子宮内膜症と子宮内膜増殖症というものがあります。言葉は似ていますが別なものになります。子宮内膜症は良性のものですが、子宮内膜増殖症は、将来がんになる可能性のあるものです。

子宮内膜症が、子宮以外のところで内膜が増殖するのに対し、子宮内膜増殖症は、女性ホルモンのエストロゲンの作用がかなり強く出てしまうか、エストロゲンは正常でも子宮内膜が過剰反応を起こし、子宮内膜が増殖しすぎ、子宮内膜が通常よりもかなり分厚くなってしまうことを言います。

症状としては、生理の量が多い、生理不順、不正出血などがあります。検査は入院せずに外来で行われ、子宮内膜の細胞と組織を採取して検査されます。タイプは3つに分けられ、単純性子宮内膜増殖症、混合性子宮内膜増殖症、異型子宮内膜増殖症に分けられます。最初に挙げた2つは、軽度のものだと経過観察しているうちに消滅する場合もありますが、ホルモン治療で完治するものです。問題なのは最後の異型子宮内膜増殖症で、細胞そのものに異型が認められるものです。

閉経後に見つかった場合、高確率で子宮体がんに移行すると言われています。この場合、たびたび検査を行っていくか、子宮の全摘出手術を受けなければいけません。

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どんな場所にできやすい?

子宮内膜症ができやすい場所というのがあります。それは骨盤に守られている、下腹部の内側と考えていいでしょう。腹膜、子宮、ダグラス窩、腸、直腸、卵巣の内部、子宮の筋肉層などが挙げられます。稀に、へそや肺にも発生することがあるようです。

厄介なことに、できて間もない子宮内膜症の細胞は、MRIやCT、手術でも見つけることが困難だと言われています。こういった場所に発生した内膜症は、増殖・剥離を繰り返し、周囲の臓器と癒着を起こしてしまうことになるのです。

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