どうしてなるの?子宮内膜症
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子宮内膜症の種類

子宮内膜症は一つの病気ではなく、いくつかの子宮内膜症群があり、それらを子宮内膜症として呼んでいます。現段階で5つの種類が発見されていますが、おそらくまだ分かっていない子宮内膜症もあるだろうと言われています。

腹膜子宮内膜症(腹膜病変)

最も基本的な子宮内膜症で、腹膜や臓器の表面にできるものです。別名、腹膜病変とも呼ばれています。

大きさはミリ単位で極めて小さく、何箇所かに散らばっていて癒着しやすいと言われています。痛みが激しいのが活動性のある病変で、線維化した白っぽくなった古い病変にはあまり痛みがありません。できたばかりの内膜症は、見ただけではわからないものがほとんどです。

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卵巣チョコレート嚢胞

卵巣チョコレート嚢胞は、卵巣の中にできる子宮内膜症です。袋ができて、中に血液がたまっていき、それが溶けたチョコレートに見えることからこの名前がついています。

この内膜症になると、卵巣が10cmにも巨大化したりしますが、中には5〜6cmくらいになった段階で、破裂して激痛を起こす場合もあります。多くは1個の卵巣に1個の内膜症の発生ですが、稀に1個の卵巣にいくつも病変ができる場合があります。

基本的にはあまり痛まないようですが、強い癒着があった場合は痛みが発生します。卵巣チョコレート嚢胞だけ単独で発症している場合は極めて稀で、だいたいは腹膜子宮内膜炎も同時に起こっています。

エコー検査で分かるものですが、卵巣は排卵の時期でも大きくなりますので、医師の判断も難しいところです。

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深部子宮内膜症(深在性病変)

深部子宮内膜症は、発見されてからまだ10年足らずと、比較的新しいものです。それまでは診断できずにいました。

性交痛や排便痛を伴い、痛みも強くでます。子宮と直腸が癒着している部分、ダグラス窩にできていることが多く、腹膜の表面から少し中に入り込んだ場所にできます。ダグラス窩の位置は、立ち座りをするときに腹腔内で一番底になるくぼみの部分のことを言います。日本だけではなく、世界的に見ても発見しづらい病変です。

手術も困難で、癒着をはがすのには高度な技術が必要で、直腸に穴を開けてしまう危険性もあります。他の内膜症を併発していて、そこだけ治療して深部子宮内膜症に気づかないでいると、痛みの回復は望めません。内診や直腸診でこの内膜症を見つけることができるのは、よっぽど熟達した医師でなければ無理でしょう。

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子宮腺筋症

これは子宮筋腫との見分けが非常に難しい病変です。子宮筋層の中に発生し、所々盛り上がっているものや、子宮筋層全体に入り込んで広がってしまい、子宮全体が徐々に大きくなってしまうものもあります。また、子宮は大きくなっていないのに、筋層の中で病変が進んでいる場合もあります。痛みが激しい人と、あまり感じない人がいるようですが、生理の量が多くなるために、気づいたときには慢性的な貧血になっていることもあります。

専門的分野から見ると、子宮内膜症との発生の仕方が違いますので、別なものとしてみられています。部分的に盛り上がっている病変だと、その部分だけを取り除きますが、多少病変が残ってしまいます。子宮全体の大きさが変ってしまっているものは、子宮を摘出するしか方法はありません。

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他臓器子宮内膜症

これまでの子宮内膜症と違い、体のどの部分にでも発症する可能性のある内膜症です。肺にできると厄介で、生理の時には喀血を起こしますし、胸膜・腹膜に発生するものは生理時に気胸を起こします。

その他にもへそに発生することもありますし、出産するときの会陰切開のメスが原因で発生する場合もあります。直腸に発生すると下血や下痢症状を起こし、がんと間違われる場合もあります。内膜症であるという目安は、生理時に症状がでるということです。

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